この記事ではCG映画「レミーのおいしいレストラン」(以下、長いので「レミー」)について話していきます。
- レミーって面白い?
- レミーの英語の難易度は?
- レミー好きだけど英語学習に使える?
- レミーではどんな英語が学べる?
- レミーの原題は?
以上の疑問が全てわかります!
結論として、レミーは傑作の多いピクサー映画の中でも特に傑作であり、また英語学習にも超おすすめです。
私はピクサー長編映画全作品を視聴しピクサー映画で10年以上英語を勉強し、米国弁護士資格を取得しました。
なお、この記事はレミーを見たことない人向けに書いているので、基本的にネタバレなしです。その点はご安心ください。
レミーのおいしいレストランの原題は「Ratatouille」
原題はRatatouilleです。フランス語ですね。
このスペルが何回書いても覚えられない。
ラタトゥイユというのはフランスの家庭料理で野菜の煮込み料理です。
こんなかんじですね。
ナスやズッキーニの下にペーストした玉ねぎやトマトがあるっぽい。
本作はフランス料理がテーマの一つでラタトゥイユは物語のキーとなる料理です。
また、主人公のレミーはねずみ(rat)なので、ratもタイトルの中にかくれているんですね。
相変わらずセンスありすぎなタイトル。
それと比較して日本版のタイトルはラタトゥイユという言葉があまり一般的でないのか、随分子供っぽい印象を与えます。
タイトルから受ける印象と物語の内容は全然違いますよ。
正直この日本語のタイトルは、原作の良さを全く伝えることができてないと思う。
日本語のタイトルは、子供が理解しやすいように工夫したんだろうけどね。
ちなみに、本作に限らずピクサーの映画はタイトルが一単語と短くシンプルなものが多いですね。
「レミーのおいしいレストラン」あらすじ
このブログでは、作品のあらすじはネタバレしないように最小限にしているよ。
「レミーのおいしいレストラン」感想
ピクサー映画の中でも上位に入る超傑作
最初に述べた通り、本作はピクサーの中でもかなり上位に入る超傑作です。
自分も、ピクサー作品の中でベスト5には確実に入る作品です。
日本語のタイトルからはほっこり・のんびりしたストーリーを想像するかもしれません。
片田舎にある無名レストランがとあることがきっかけで人気が出て、その後ちょっとしたトラブルがあり、最後はハッピーエンドとか。
はっきり言って本作のストーリーは良い意味でレベルが全然違います。そんなどこにでもあるような話ではありません。
なにしろレストランで料理が真正面から大きなテーマになっているのに、主人公はネズミです。
しかもネズミの世界のレストランではなく、人間世界のレストランでネズミがどうやって成功するか、という話なのです。
正直設定自体は相当クレイジー。
ですが、料理の才能に恵まれたネズミが主人公という、そのピクサーらしい特殊な設定がストーリーの随所で最大限生きています。
さすがピクサー、と唸らずにはいられない作品です。
ここまでこだわった設定は、もはや子供向けアニメという枠をとっくに超えてる。
そして、グストーというレミーの尊敬する料理人のレミーに対するポジティブな励ましの言葉の数々が、非常に大人である我々の胸にいちいち刺さります。
特に英語学習をしている人は、自分が言われていると思って聞くと余計響くよ。
後でいくつかご紹介します。お楽しみに。
本作ではグストーとのやりとりを通してレミーが悩みながらも成長していく様子を楽しむのもひとつの楽しみ方だと思います。
もちろん設定だけでなく、ピクサー作品にふさわしい予想を超えるストーリー展開もこの作品の大きな魅力の一つです。
また、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、自分はこの映画のラストはピクサー映画の中でも1、2を争うくらいくらい好きです。
有名なトイ・ストーリー3のラストも捨てがたいけど、こっちもかなりいい勝負!
食欲をそそる料理とパリの雰囲気を伝える素晴らしい音楽
これは有名な話ですが、本作ではCGアニメにも関わらず、料理が全て異常に美味しそうに見えます。
上にあるTrailer(プレビュー)でもスープの映像などが出てきますので興味があればみてください。
正直、実写映画ではここまで美味しそうな料理の映像は撮影不可能ではないでしょうか?
是非極上のストーリーと共に、食欲をそそるフランス料理も楽しんでほしいです。
音楽もパリを意識した流れるような音楽が特徴で、優雅な街の風景と作品にぴったりの素晴らしい音楽です。
映画評論家の評価
アメリカの有名な映画批評サイトであるRotten Tometoesでのスコアは96と非常に高いです。
ピクサー作品は高評価が多いですがその中でも特に高いスコアです。
自分としてはこれでようやく納得のスコアですね。
(一般的に60%以上で高評価です。)
「レミーのおいしいレストラン」は英語学習に使える?
結論:かなりおすすめ
結論としてレミーは英語学習に最適な作品です。
主人公のレミーとリングイニはどちらも非常にクリアな発音で、単語も表現も難しくないです。
その次によく話すのは料理長のスキニーです。
彼は口調がやや特徴的ですが、聞き取りやすい方だと思います。ただ、彼は感情の起伏が激しいので最初は戸惑うかもしれません。
英語字幕見て「こんな簡単なこと言ってたのか」というのもあったり。
他のレストランの仲間はコレットをはじめとしてやや早口だったり聞き取りにくいキャラもいます。
ですが、どの映画でも100%聞き取る必要はないので、あまり気にしなくて良いです。
フランスが舞台なので、少しだけフランス語が出てきますが、ほとんど気になるレベルではないです。
リメンバー・ミーのスペイン語より少ないレベル。
なお、本作は110分近くあるので、ディズニーアニメ映画などに比べると少し長いです。
その分ストーリーは重厚です見応えがある作品ですが、忙しい方は3回くらいに分けて見るのも良いと思います。
特に英語を聞き取ろうとして映画を見ると普通より疲れるから、30〜40分くらいで少し休憩すると集中して聞ける。
ディズニー映画を使った具体的な勉強方法はこちらの記事をお読みください。
どんな英語表現が使われている?
上でも少し触れましたが、グストーのレミーに対するセリフはどれも秀悦です。
中には難しいものもありますが、頑張って聞き取ろうとしてみましょう。
Gusteau: “You must be imaginative, strong-hearted, you must try things that may not work. And you must not let anyone define your limits because of where you come from. Your only limit is your soul. What I say is true, anyone can cook… but only the fearless can be great.”
これを人間(の幻)がネズミに向かって言っているわけです。考えるとシュールですが、英語の学習にも通じるところがありますね。
Gusteau: “If you focus on what you’ve left behind you will never be able to see what lies ahead. Now go up and look around.”
Gusteau:”Remy. You are better than that. You are a cook! A cook makes. A thief takes. You are not a thief.”
これもネズミに向かって言ってるんですよ。
Remy: “No! This is terrible! He’s ruining the soup! And nobody’s noticing?! It’s your restaurant! Do something!”
Linguini: “I’m not ambitious, I wasn’t trying to cook, I was just trying to stay
out of trouble. You’re the one who was getting fancy with the spices! What’d you throw in there? Oregano?”
ここに挙げたのは結構長めですが、実際はもっとシンプルで短い応答が多いですのでご安心を。
まとめ 至極のストーリーを味わいながら楽しく英語学習を
いかがでしたでしょうか?
レミーを映画として楽しむのもいいですし、英語学習のために何度も見るのもおすすめです。
本作は本当にストーリーやセリフが素晴らしいので、かなり英語に自信がある人も最初は日本語字幕がおすすめ。
おすすめの視聴方法はディズニーデラックス
作品のBlu-rayを買って何度も見るのも良いですが、はディズニーデラックスで見るのがオススメです。
ディズニーデラックスなら今回紹介したレミーを含め、ディズニー・ピクサー映画はほとんど全てが月700円の定額で見放題です。
ディズニー作品見るなら、今はディズニーデラックス一択ってことだね。
ディズニー映画のクオリティでこのコスパの良さは異常。
英語字幕対応なのも英語学習に使いやすいんだよね。
ディズニーデラックスはこちらから入会できます。
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