スタディサプリEnglish 新日常英会話コース(以下、長いので「新日常英会話」)については以前紹介記事を書きました。
ただ、上記の記事では新日常英会話のサービス内容の紹介に重点を置いたので、以下のような疑問は解決してないかもしれません。
- 新日常英会話で英語力は伸びる?
- おすすめポイント・気になる点は?
- 新日常英会話ってどういう人に向いている?
- 新日常英会話を検索するとやたら評判良いんだけど大丈夫?
この記事では上記の疑問にすべて回答していきます。
最初に結論を述べておくと、新日常英会話は以下のような方におすすめの教材です。
- 楽しく英語学習したい
- 英語学習が継続しなくて悩んでいる
- リスニングを強化したい
- ネイティヴ感覚を身につけたい
- 英会話の頻出フレーズをマスターしたい
特に上の3つのうちひとつでも当てはまる人には非常におすすめです。
詳細は以下で説明します。
自分は新日常英会話を実際に数ヶ月毎日欠かさず受講しました。
時間にして数十時間以上新日常英会話を利用しましたので、このサービスについてはかなり詳しいです。
この記事はその自分の実体験に基づくものです。
よくあるウェブサイトの紹介記事の焼き直しではありません。
なお、自分は社会人になってから大学受験以来で英語をやり直し、TOEIC985、英検1級を取得し、米国弁護士資格を有しています。
よくあるいいところだけではなく、実際に使って「ここが気になる」とおもったところもしっかり指摘していくよ。
スタディサプリEnglish 新日常英会話コースとは?
以下の記事は、前回の新日常英会話紹介記事と同じですので、そちらをお読みになった方は次の項目まで飛ばして読んでください。
新日常英会話コースとは?
新日常英会話は、リクルートが提供する有名なオンライン学習webアプリ「スタディサプリ」の英語に特化したサービスです。
スタディサプリは大学受験向けのオンライン講座である「スタディサプリ」と、主に社会人向けの英語学習に特化した「スタディサプリEnglish」にわかれます。
さらに「スタディサプリEnglish」のなかで、コースが3つにわかれています。
その3つが新日常英会話コース、TOEIC 対策コース、ビジネス英語コースであり、新日常英会話はそのうちのひとつになります。
スタディサプリと一言で言っても色々あるんだね。
そのせいで「スタディサプリEnglish 新日常英会話コース」とタイトルが超絶長くなっている。
ところでなんで「新」日常英会話なの?旧があるの?
あるよ。「日常英会話コース」といって、新日常英会話を受講すれば今でも受講可能だよ。
ちなみにスタディサプリEnglish TOEIC対策コースはこちらです。
また、スタディサプリEnglish ビジネス英語コースはこちらです。
スタディサプリEnglish 新日常英会話コースの特徴5つ
新日常英会話の特徴は主に以下の5つです。
- 1回3分からできる英会話レッスン
- 本格ストーリーで英語学習が楽しめる
- 実際に使えるキーフレーズを多数学べる
- ネイティブによるキーフレーズの1分講座
詳細は以下記事で紹介していますので、気になる人は読んでみてください。
新日常英会話のサービス内容がどんなものかわからない、と言う方は先に下記の紹介記事を読んでもらった方が、今回の記事が理解しやすいと思います。
新日常英会話のここがおすすめ
新日常英会話の内容は理解できましたか?
ここからは、新日常英会話のおすすめポイントを紹介していきます!
先にポイントだけまとめておきます。
- ストーリーが秀悦
- 英語学習が継続しやすい
- リスニング力を鍛えるのに適した素材
- 学べるフレーズは使いやすいものばかり
- ネイティヴによる解説が秀悦
以下で、ひとつづつ詳しく見ていきましょう。
ストーリーが秀悦
新日常英会話はすべてのレッスンが一つのストーリーで繋がっています。
グローバル展開しているホテルチェーンでコンシェルジュとして働く主人公の女性ナオを中心としたストーリーです。
このストーリーがレベル1のレッスン1からはじまり、レベル4の最後のレッスンまで続いていくのです。
つまり、800回のショートドラマを題材にしたレッスンになっているのです。
朝ドラみたいなもん?
近いね(適当)
そして、このストーリーが単純にエンターテイメントとして非常に面白いです。
ストーリーなどないに等しいか、または先の読める話の多いのが英語学習教材の定番です。
どんな定番だよ。
それを考えると、英語学習教材とはとても思えないストーリーの完成度です。
「どうせこんなかんじの無難なオチだろう。」とか思って聞いていると予想外な展開になったりして、「続きが知りたい!」なんてことも頻繁にあります。
製作者側の手の上で転がされてるな。
それで勉強が続くなら問題なし。
このあたりさすが大ヒットドラマの脚本家によるドラマ仕立てのレッスンを売りにしているだけのことはあります。
公式サイトでも特徴の一つ目がこのストーリーだからな。相当自信あるんだろ。
一歩間違えれば力の入れどころを間違っているレベル。
私は英語学習の一番の秘訣は「楽しむこと」だと思っています。
だから、英語学習素材でもないディズニー映画をおすすめ教材としてこのブログで紹介したりしているのです。
ではなぜ楽しむことが大事なのか?
楽しいことは誰かから言われなくてもやりたくなるから、です。
毎日毎日英語の勉強がしたくて我慢できない、この精神状態がベストです。
その精神状態はやばい
他人にバレたらドン引きされるだろうけど内心レベルでは問題ない。
その点、新日常英会話は話の続きが知りたくて、思わずレッスンをこなしてしまうことができるように仕組まれています。
罠かよ。
英語学習教材以外であれば面白いコンテンツなんてたくさんありますが、英語学習教材でここまでストーリーラインにこだわっている教材はなかなかありません。
そのこだわりで新日常英会話より上の英語学習素材を私は知りません。
で、ここまで読んで、人によっては「じゃあストーリーを楽しむには自分もレベル1から学ぶ必要があるの?」と思う人もいるでしょう。
その点は心配せずとも問題ありません。
新日常英会話は、途中のレベルやレッスンからはじめても問題ないように考えて作られています。
それを証拠に、自分もレベル2から開始しましたが、ストーリーがわからないということは全くありませんでした。
もちろん、たまに会話の中で「あの時こういう出来事があったよね。」みたいな過去のレッスンで出てきたであろうイベントに触れるセリフもでてくるのですが、「あ、そうなんだ。ふーん」という程度です。
これはよく考えるとなかなか高度なストーリー設計です。
しかもストーリーだけでなく、各レッスンでそのレベルに合った語彙や表現、構文での会話がなされ、また利用者が習得するべき頻出フレーズや英語表現をカバーしているのですから。
コンテンツ作成に相当の時間とお金をかけてこだわって作っていることは間違いないです。
英語学習においてコンテンツがいかに重要であるか、を製作者サイドがよく理解しているからこそできることですね。
英語学習が継続しやすい
ストーリーが楽しいだけでも英語学習継続には十分すぎる効果があります。
ですが、新日常英会話は他にも学習を継続するための工夫が随所になされています。
そのひとつが学習時間の可視化です。
新日常英会話のトップページでは、1日あたりの勉強時間の推移(棒グラフ)、1週間の勉強時間の合計、トータルの勉強時間の合計が表示されます。
1週間の勉強時間の目標を決めると、その達成度も表示されます。
無事に目標達成した場合は、そのことも知らせてくれます。
例えば毎日30分、1週間で3時間30分を目標にしたとします。
それで5日目に実績が2時間30分だったら予定通り順調に勉強できていることがわかります。
逆に2時間だった場合、残り2日でもう少し頑張ってみよう、ということになります。
これは勉強時間と目標が可視化されていないとできないことです。
勉強時間の実績自体を管理している人はそれなりに多いと思います。
それ自体は良いことだと思います。
かつては自分も毎日何をどのくらい勉強したか計測していました。
ですが、その計画表を作ったり更新したりするのも意外と時間がかかるのです。
で、そのうち面倒になってやめてしまったり、時間があるときにまとめて更新したりして、精度が落ちてしまったり、ということもよくあります。
新日常英会話では、その面倒な学習記録をすべて自動で管理してくれます。
表示される勉強時間はそのまま「これだけ頑張ったんだ。自分も意外と頑張れるんだな。」という自信につながります。
勉強ではこの自分に対する自信がとても大事だと思います。
「頑張れば自分でもできるんだ。」という自覚がもてたら、人は「ならもう少し頑張ってやろう。」と思うものです。
それが更なる成長と自信につながっていきます。
リスニング力を鍛えるのに適した素材
英語の勉強のなかでも、リスニングはみなさん苦労していると思います。
単語や文法などと違い、リスニングは学習方法も様々です。
自分の英語のレベルに全然あっていない、発音も表現も難しい海外ドラマを見て「リスニングの勉強をしている気になっている」人も多いでしょう。
バレたか。
お前かい!
新日常英会話では上記のような悩みが生じることはまずありません。
レベルに応じたリスニング素材が豊富に用意されています。
自分のレベルにあわせて学習を開始し、レベルアップにあわせて教材を変えていくことができます。
また、リスニングで特に学習効果が大きいと言われているディクテーションが手軽にできるようになっています。
ディクテーションは自分がどの単語の発音に弱いか、を浮き彫りにしてくれます。
ですが、ディクテーションは準備が面倒なのです。
通常は、紙と鉛筆、机、椅子などが必要です。
音源も自分で止めたり繰り返したりしなければなりません。
毎日やることだから、こういうストレスになる要素はできるだけ避けたいよね。
これが新日常英会話では、アプリでもウェブ(PC向け)でもいつでもどこでも簡単に行えるように工夫されています。
新日常英会話でディクテーションに徹底して取り組むことで、リスニング力の劇的な改善が期待できます。
また、地味に音声スピードを変更することができます。
最大で1.2倍速までですが、ノーマルスピードだと遅すぎると感じた場合は速度を調節すると良いでしょう。
自分もずっと1.2倍速で聞いていました。
1.5倍とか2倍とかあってもよかったよね。
息を吐くように嘘をつくな。
ちなみに0.8倍速も可能。
出てくるフレーズは使いやすいものばかり
日本の英語教材には常に付きまとう問題があります。
それは、その教材で使われている英語は正しい英語なのか?という問題です。
または、文法的には正しいとしても、本当に自然な英語なのか?という問題もあります。
逆に、ハリウッド映画や海外ドラマなどのセリフは次の問題があります。
それは、表現がこなれすぎ(too fancy)で 使いにくい、というものです。
または、日本語でいう俗語や若者が使う流行り言葉などが使われていることもあります。
どうしようもないじゃん。
だからTOEICとかディズニーがおすすめなんだよ。
日本の教材も最近はネイティヴチェックありのものが大半となっているので、その心配はない、という人もいるかもしれません。
しかし、ネイティヴチェックが完璧ではないことは、あなたの周りの日本人の日本語運用能力を見れば明らかでしょう。
日本語でOKってやつ?
英語にも「English please.」という表現があるからね。どこの国も同じ。ネイティヴは神じゃない。
ところが、新日常英会話ではこの「この英語信用できる?」問題がかなり少ないです。
他の信頼できる教材でもみたことあるとか、自分もよく使う表現によく出会います。
怪しい教材は「こんな表現誰かが使っているの聞いたことないぞ。」というのが多いです。
コンテンツだけでなく、英語表現としても正しいか、を検証して教材を作成しているからでしょう。
なんでお前にわかるんだよ。
まあ、経験からなんとなく。
キーフレーズとして学ぶ表現は、特に使い勝手が良いものが多いと感じました。
また、タイトルこそ新日常英会話となっていますが、主人公のナオがコンシェルジュという立場ということもあり、ビジネスでもそのまま使えるような表現も学べます。
ネイティヴによる解説が秀悦
新日常英会話では、1回のレッスンごとにネイティヴ講師による1分の解説がついてます。
しかもそこらにいる素人のネイティヴではありません。
ラジオ英会話やペラペラビジネスなどのベストセラーで有名なスティーブン・ソレイシィ氏(上の映像の人)が講師です。
講義内容はそのレッスンのキーフレーズについてのものです。
どういう意味なのか、どういう場面で使われるのか、他の類似表現とどう違うのか、など自分がその表現を使うときに知っておくべき知識が満載の講義です。
意味なんて日本語訳を見ればわかるでしょ、というひともいるかもしれません。
ですが、日本語訳というのはもともと日本人が理解するために無理やり「もし日本語でいうなら・・・」というかんじであてられたものです。
つまり「ぴったりの意味はないけど、強いていうなら一番近い意味では・・・」程度のもので、正確な意味とはいえません。
なかには「どうしてこうなった。」的な意味になっているものもあります。
人によってはぴんと来ないと思いますので、例を挙げて説明しましょう。
どういう意味なのかを知ることからお話しします。
簡単な単語ですが、listenとhearはどちらも日本語にすれば「聞く」くらいのものです。
が、その意味は辞書では全然違います。
例としてこれらの英英辞書(Longman)の説明を見てみましょう。
- listen = to pay attention to what someone is saying or to a sound you can hear
- hear = to know that a sound is being made, using ears
同じ聞くでもlistenは「音に注意を向ける」、hearは「音が聞こえてくることに気づく」という、全く異なる言葉だということがわかるでしょう。
もう少し難しい(というほどでもないですが)単語で、claimとargueも見てみましょう。
日本語だとどちらも「主張する」くらいの意味ですね。
- claim = to state that something is true, even though it has not been proved
- argue = to disagree with someone in words, often in an angry way
claimは事実だと述べること、一方argueは誰かに怒って反対する、とかなり異なりますね。
こういう日本語にするとどれも一緒なんだけど英語ではこういう意味で使うよ、というのはネイティヴしかわかりません。
なんでこうなるんだろうね。
言語は必要性と密接に関連するからね。有名なのは、日本で一人称は私、俺、僕、自分、など大量にあるのに、英語ではすべて 「I」。
だからネイティヴによるフレーズの日本語解説は貴重なんですね。
どういう場面で使われるか、も重要です。
これがわかってないと、ネガティヴな意味が含まれているのにポジティブなことを言うべき場面で使ってしまったりします。
なので私は日本語の意味は知っていても、どう言う場面でネイティヴが使うかまでわかってない単語はほとんど使いません。
たとえば、tellとtalk toという単語がありますね。
ですが、tell someone to do something という表現では、tellは命令すると言う意味になります。
talk to someoneは単に話すとか伝えると言う意味です。
あなたが自分の上司に向かってI am telling you to do this right away.とか言ったりしたら大変ですよね。
でも、tellもtalkも日本語だけで覚えていると「話す」「伝える」になるので違いがよくわからないんです。
だから、意味だけでなくその単語をどの場面で使うか、を知ることは非常に大事なのです。
例で挙げたのは極端な例ですが、日本語だけで理解していると使うべき場面を間違える単語は他にも山ほどあります。
このあたりも英語を第二言語として学ぶ我々には感覚で理解することができません。
なので、ネイティヴ講師の講義を通して少しづつ学んでいくのはベストな選択肢です。
新日常英会話ではそのネイティヴ感覚を身につけるレッスンが800分あるということですね。
日常英会話で気になるポイント
ここまでおすすめポイントばかり紹介してきましたが、これから検討している人が一番知りたいのは「ネガティヴ意見」ではないかと思います。
少なくとも自分はそう。
相変わらずひねくれとるな。
でも、新日常英会話って検索すると良いところだけ紹介してる記事が本当に多いのよ。
それだけサービスの質が高いとも言える。でも、どんなサービスも弱点はある。
先にまとめておくとこんな感じです。
- 語彙力強化は困難
- 実はスピーキングもそこまで伸びるわけではない
- 復習が前提のレッスン内容なのだが、先に進めたくなる
では、順に見ていきましょう。
語彙力強化は困難
前回の新日常英会話紹介記事でも触れましたが、このサービスはリスニングとスピーキングに特化しています。
逆に言うとそれ以外は弱いです。
リーディングとライティングはそもそもレッスンに含まれてないので対象外なのですが、単語はレッスンに含まれているんですよね。
文法は初心者向け講座があるけどね。
そうなんだ。どう?
受けてないから知らん。
じゃあ言うな。
リスニングテストの後にある会話理解クイズというのが単語パートなのですが、このパートはあまり力が入っていません。
会話文の中から複数の単語が抽出され、その日本語訳が4択で問われる、というものです。
これの何が悪いかというと、そもそも上述したように単語とその日本語訳を1対1で覚えても、使えるようになりません。
ただ、まだ認識語彙(リーディングやリスニングに必要な語彙)なら日本語と英語で1対1で覚えることも有効です。
ですがさらに、ピックアップされている単語がレベルにあってないものもよく出てきます。
レベル2はおろか、レベル3でも中学で習うような単語が普通に出てきます。
なので、レッスンのレベルに連動して学習する語彙レベルが上がっていく、ということもありません。
新日常英会話で毎日単語テストをやっているから、英単語の勉強はこれだけでOK、 と思ってしまうと危険です。
英単語はきちんとやれば短期間でまとまった数の単語を覚えるのもそこまで難しくはないので、単語は割り切って別で勉強しましょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
実はスピーキングもそこまで伸びるわけではない
単語はまだ新日常英会話のターゲット領域ではないので、大したものでなくてもそもそも最初から期待してないのでまだ良いです。
ですが、スピーキングは新日常英会話のメインターゲットのひとつです。
何しろサービス名に「英会話」が入ってるからな。
誤解のないように言っておくと、スピーキングが伸びないと言うわけではないです。
これまで紹介してきたように、キーフレーズを中心に、新日常英会話では英会話で頻出の表現を効率よく学べるようになっています。
学んだことが定着するような工夫も随所になされています。
ですが、それらの表現を覚えることでできるようになる会話には限界があります。
具体的には、文を組み立てて伝える能力は鍛えられません。
たとえば、ある人が発言してそれが聞き取れなかった時に、もう1回言ってほしいとき以下のような表現を使うでしょう。
Could you say that again?
このレベルの表現なら丸暗記して使えるし、使いどころを間違うこともあまりないです。
特にビジネス英語に多いですが、このように知っているだけで役に立つ英語表現はたくさんあります。
それらは積極的に覚えていくべきですし、新日常英会話でそれらをかなりカバーしてくれます。
ですが、次のような表現は定型表現だけ知っていてもどうしようもないです。
”コロナウィルスの影響で緊急事態宣言も発令し、多くのお店が閉まっている。自分もここ数週間は家に閉じこもって、テレワークしている。”
どうでしょうか?
こんな新聞の記事みたいな会話しないよ、という方。
これは実際に私がイギリス人との電話会議で「日本のコロナの状況はどう?」と聞かれて答えた内容です。
外国人と会話すると、世界共通で起きている事象は必然的に話題になります。
オンライン英会話だけでなく、私のようにビジネスでのスモールトークでも最近の世界情勢などはよく触れられますよ。
How are you doing?の後にI’m good. Thank you. What about you?と答えるのは覚えればよいですが、複雑な構文はそうはいきません。
ちなみに上の表現は私なら英語でこう言います。
Due to Corona Virus, the government declared an emergency state. Since then, many stores have been shut down. I have been working from home for the last few months.
もっとこなれた表現もあるでしょうが、英会話ではこのレベルのシンプルで伝わる表現ができれば十分です。
ただこういう表現を即座に発するようになるには、新日常英会話だけでは難しいです。
なぜかというと文法を理解してないと文を組み立てられないからです。
新日常英会話をやれば、こういう複雑な文も組み立てられるような会話力が身につくと思っている人は注意しましょう。
瞬間英作文能力?
そうだね。それらは別の方法で鍛えた方が効率が良い。
とはいえ、新日常英会話で覚える表現は使いやすいものが多いですし、応用が効く表現も結構あります。
英会話の入り口としてまずは頻出表現を覚えて英語を話すことに自信が持てるようになりたい人には十分です。
また、逆に英語を組み立てるのはそれなりにできるけど、決まり文句をあまり知らないから積極的に覚えたいという中・上級者にもおすすめです。
自分はこのタイプでした。
復習が前提のレッスン内容なのだが、続きが気になってしまう
後は若干言いがかり的です。
じゃあ言うなよ。
人によっては気にするかなと。
どんな教材でもそうなのですが1回流して「もう完璧」という教材は存在しないと思います。
SUITSのマイクなら可能。
リアル世界の話だから。ちなみにSUITSは面白いけど英語学習素材としてはレベルが高い。
これはつまり、非常に優れた教材でも繰り返し使用することでようやく自分の中で消化されていく(習得する)ことを意味します。
ディズニー映画を使った学習でも、私が繰り返し見ることをお勧めしているのはそのせいです。
新日常英会話は復習が簡単にできるようになっています。
5レッスンごとにキーフレーズの総復習ができるパートも用意されていて、順番に進めるだけで復習ができるよう工夫もされています。
ですが、レッスンが各レベル毎に200もあって、各レッスン毎にストーリーが進んでいく・・・となると、復習よりも先に進めてしまいたいという気持ちが強くなります。
我慢しろよ。
うるせえな。続きが気になるんだよ。
英語に限らず学習を継続するコツは短い本で1回目をさっさと終えて、2回目、3回目と繰り返し定着を図ることだと思います。
そう考えると、新日常英会話はレッスンのボリュームが多いことと、各レッスンがストーリーで繋がっていることから「繰り返し学習する」ためのベストの素材ではないかもしれません。
とはいえ、1回のレッスンは短くてすぐ終わるので1日30分やるとしたら、そのうち3分の1位を復習に当てることで、復習しながら効率よく進めることができます。
また、新日常英会話を勉強のペースメーカーとして使う人や、リスニングの勉強メインで使う人は、どんどん先に進めてしまっても全く問題ないです。
新日常英会話はどう言う人に向いている?
向いているのはこう言う人かと思います。
- リスニングを強化したい方
- 英会話の頻出表現をマスターしたい方
- 英語学習が続かなくて困っている方
- ネイティヴ感覚を身につけて、自信を持って英単語や表現を使いたい方
上記に一つでも当てはまるものがあれば、新日常英会話は価値ある投資になると言えるでしょう。
一番おすすめは?
やはりペースメーカーとして使うことかな。学習に本当にストレスがない教材だから。
まとめ 新日常英会話は正しく使えば超優秀な英語学習素材
新日常英会話は英語学習アプリであるというその特性を最大限に生かし、目標管理、実績管理を容易にし学習のモチベーション維持を容易にします。
正直英語なんてモチベーションさえ維持できれば誰でも伸びるよね。
お前が言っても説得力ゼロだから。
また、英語学習教材とは思えないストーリー性の高いリスニング教材で、続きが気になって学習がどんどん進みます。
これはスーパーマリオでいうスター状態(無敵モード)みたいなもの。
シンゴジラ状態とも言う。
それは聞いたことねえ。
スマートフォンでもパソコンでも手軽に受講できるので、英語学習が続かなくて悩んでいる人には最適な学習ツールです。
最初の7日間は無料ですので、ぜひご自身で試してみてください。
7日間で自分に合うかどうか試すのが一番。
1週間毎日使って、その後も使いたくなるかどうかで継続するか決めれば良い。
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