今回はTOEIC L&Rの攻略法について説明していきます。
この記事ではPART1と2の攻略法を紹介します。
英語学習者に人気のTOEIC L&Rですが、思ったよりスコアが伸びなくて悩んでいる人も多いと思います。
以下のような悩みは本当によく聞きます。
- 高得点者はどうやって問題を解いているの?
- リスニングパートが苦手
- PART1やPART2でなかなか点が伸びない
- PART1のスコアが安定しない
- PART2で集中力が続かない
- PART2難しすぎ
PART1とPART2は「ゼロの人がスコアを伸ばしやすいパート」でありながら「上級者が満点を取りにくいパート」です。
自分はTOEICを10回以上受験し、リスニング満点(495)を何度も取得して言います。
自分のTOEICベストスコアは985です。(L495 R490)
この記事ではその自分の解き方をご紹介します。
TOEIC満点を目指す人には有益な情報もあると思います。
最高点は満点じゃないんだね。
満点取る前に飽きたからね。でも985は2回、950以上も10回以上取ってるから受験者上位1%の上級者だよ。
なお、ターゲットとしては初心者の方というより、中級者以上でスコアが伸び悩んでいる方、英語力があるのにTOEICの形式に慣れずにスコアを落としている方、が対象です。
受験テクニックとかそういう話?
いや違う。持っている実力を正確に反映するための方法論。
TOEIC L&Rとは?
さすがにこのページを見ている人で「TOEICって何?なんて読むの?」というレベルの人はいないと思いますので、その辺の説明は省略します。
知ってるよ、って人は次のチャプターに飛んでください。
もしわからない方は公式サイトを見てみましょう。
公式サイトにはサンプル問題もあります。
更にどんな問題が出ているか知りたい人は「公式問題集」を購入して解いてみることをおすすめします。
「公式問題集」は本屋のTOEICコーナーではほぼ確実に売られていますし、Amazonでも簡単に購入できます。
最初はなんて読むのかわからなかったけどな。
無理にカタカナにするならトーイックだろうね。
今回の記事で扱うのはTOEICのうちTOEIC L&R(以下「TOEIC」)です。
TOEICは大きく2つのセクションと7つのパートにわかれています。
セクションはリスニングセクションとリーディングセクションの2つです。
PART1から4までがリスニング、PART5から7までがリーディングセクションです。
時間はリスニングセクションが約45分、リーディングセクションが75分の合計2時間の試験です。
問題数はリスニング100問、リーディング100問の計200問です。
こんな超基本レベルの情報から始まって大丈夫か?
最初だから一応マナーとしてね。次から本題だよ。
TOEIC L&R PART1 写真描写問題の解き方
PART1 写真描写問題とは
PART1は写真を見て、4つ流れるナレーション(説明)から写真を正しく説明している選択肢を選ぶ、というものです。
TOEICで出てくる写真の種類は本当に様々です。
人が写っているものもあれば、景色や風景だけのものもあります。
上の写真のように、野菜などの物だけが置かれている場合や、人が写り込んでいてその動作について聞かれるものもあります。
人が写っているときでも背景について描写する選択肢が正解だったりする。
なかなか悪質だな。
ですので、どういうパターンが多いとかそういうのはあまり覚えても意味がないです。
PART1 対策
PART1は6題出題されます。
以前は10題出題されていましたのでだいぶ少なくなりました。
PART1だから簡単な問題が出るかというとそういうわけでもなく、6題のうち1題くらいは難しい問題が含まれています。
難しい問題って写真がすごく複雑とかそういうこと?
というより、説明の選択肢に難しい単語が含まれていたり、間違いの選択肢が微妙だったりとかだな。
PART1で聞かれているのは主には単語力です。
多くの単語を知っていれば、それだけで正解率が上がります。
PART1が安定しない人は、まずはTOEICでよく出る単語を覚えるようにしましょう。
PART1の問題を多く解くよりもそのほうがスコアは上がりやすいと思います。
PART1 自分が解いているときに注意していること
PART1を解くときに自分が注意していることですが、特にありません。
おいこら。
すまんね。でも事実。
強いていうなら、現在完了形か、現在進行形かなどの時制には注意しているかなという程度です。
あとは知らない単語が聞こえてもパニックにならないことですかね。
知らない単語が出てきても、他の選択肢で間違いなく正解というのがあればそれを選べば良いだけです。
逆に他の3つの選択肢が明らかに間違いなら、その選択肢が消去法で正解になります。
一番良くないのは、パニックになって他の本来であれば聞き取れる正解の選択肢を聞き逃してしまうことですね。
なんだ。あるじゃん。
あると言えるレベルではないかも。
PART1 自分の解き方
私はいつも以下のような感じで解いています。
PART1のサンプル問題の解答が聞こえたくらいのタイミングで1枚目の写真を細部までじっくり見ます。
選択肢が読み上げられている時も、写真は見つめままで、100%正解だと思われる選択肢が流れてきたらそこでマークします。
マークした後他の選択肢も一応聞きますが、流れてきた選択肢が120%正解だと思ったらその後は聞かない時もあります。
大丈夫?不安にならない?
99%なら聞くけど、120%だから不安にはならない。でも別に全部聞いても良い。聞く人の方が多いかもしれない。
TOEICのリスニングは約45分あるので、余計なことに体力を使うとパート2とか3あたりで息切れしますので、体力と集中力の温存が狙いです。
これを6回繰り返してPART1は終了です。
基本的に1問は間違えても良いやと思って臨んでいます。
そうしないと難しい問題が聞こえてきた時に焦ります。
テスト最初の長い説明の間に何をするべきか
TOEICを一度でも受けたことがある人ならわかると思いますが、TOEICはリスニングから開始されます。
そしてリスニングの最初に結構長い時間のテストについての説明があります。
この時間は約1分30秒くらいあります。
説明の内容はいつも一言一句同じですので、知っているなら聞く必要はありません。
この時間をどうするかは人によって異なります。
しかし、公開テストではリスニング中にリーディングパートを解く事は禁止されていますので、やることも限られてくると思います。
自分の場合、まずは問題にくっついているシールを普通に破り、6枚の写真を見るともなく見ます。
1枚1〜2秒くらいでしょうか。
写真の6枚目まで来たら更にページをめくり、PART3の最初のセットの問題と選択肢に目を通します。
どうせすぐ忘れるし、TOEIC試験中に休憩できるのはここくらいなのでどちらかというと暇つぶし的に見て、あまりエネルギーを使わないようにします。
そしてサンプル問題の解答が聞こえたくらいのタイミングで1枚目の写真に戻ります。
結局貴重な時間無駄にしてない?
無意味なことに労力をかけるくらいならぼーっとして体力温存した方が良い。なにしろ2時間休憩なしの試験だからね。
TOEIC L&R PART2 応答問題の解き方
PART2 応答問題とは
PART2は問題文が読み上げられ、それに対する応答として選択肢が3つ読み上げられ、その中から最も自然な回答を選ぶ、というものです。
問題用紙に一切何も書かれてないのが特徴です。
選択肢が4つでなく3つなのもこのPARTだけですね。
初心者の方が重点的に取り組む事で短期間でのスコアアップが望めることでも有名なパートです。
一方でTOEICが新形式(L&R)になってから難化傾向にあり、全問正解の最後の壁になりやすいパートでもあります。
一言で言うと一番嫌いなPARTだわ。
スコアが高い人はPART3とか4より苦手な人が多いかもね。自分もそうだけど。
PART2 対策
PART2対策ですが、実際にPART2の問題を多く解き、出てきた表現を知識としてストックしていくのが一番有効です。
また、パート2ではいろんなテクニックが開発されています。
いわゆるTOEIC対策本を購入すれば、そのあたりはだいたい掲載されています。
例えば?
問題文の最初の疑問詞は死んでも聞き取れ、とか、問題文に聞こえてきた単語と似たような単語が選択肢で聞こえたらその選択肢は間違い、とか。
私もスコアが800くらいまでの頃はそういういわゆるテクニックを使っていました。
ただ、今現在はこの本に書いてる事も書いてない事も含め、いわゆるテクニックは使っていないです。
こういうテクニックはスコア800台くらいまでは有効かもしれません。
ただ、PART2の表現は実際の英会話でも覚えていれば使えるものも多いです。
あまりテクニックに頼らず、自分の英語表現をストックするつもりでどんどん覚えていきましょう。
そのために、問題の復習をするときに間違いの選択肢もきちんと消化することです。
間違いの選択肢も英語としては正しい表現ですし、質問が変わればそれが解答となることもありえます。
PART2 自分が解く時に注意していること
PART1に続いてですみませんが、特にないです。
強いて言うなら以下の点でしょうか。
- 問題文だけは全力で聞き取ろうとする
- 25問もあって途中で集中が切れて問題文を聞き逃すことが多々あるので、意識して気分を切り替える
- 選択肢を3つとも聞いて正解がわからなかった時は、音のリズム的に一番自然に聞こえたものを選ぶ
- マークした後はその問題のことは考えない
お前そもそもなんでこの記事書こうと思ったん?
本当はPART3から書きたかったけど、いきなりPART3からだと意味不明だから。
だからこのクオリティなのか。
PART2 自分の解き方
私はいつも以下のように解いています。
流れてきた問題文を聞き、次に選択肢を聞き、ここでも120%正解だと思った選択肢が出てきたらその場でマークします。
たとえば、Aの選択肢が明らかに正解の場合、後の選択肢であるBとCは適当に聞き流します。
念のため全部聞いてからマークということはしません。
またかよ。
無謀と思うかもしれないが、PART2では隙あらば休憩しないと25問集中が続かないんだよ。
また、選択肢のAとBを聞いて明らかに間違いだった時は、Cを聞く前にCをマークすることもあります。
この時はさすがにCの選択肢は念のため聞きます。
これはなんのため?
意味はない。強いて言うなら玄人っぽいから好き。
聞くんじゃなかった。
問題文を聞き取ることに全力を集中し、正解を選んだらその後はできる限り脳を休め次の問題に備える。
その繰り返しとなります。
PART2の最初の説明の間に何をするべきか
PART2の最初の説明も少し時間的に余裕があります。
この時も自分はPART3の1セット目の問題文と選択肢を読み、さらにその右にある2セット目の問題文と選択肢にも目を通します。
ただ、ここはリスニングセクションでは事実上最後の休憩ポイントです。
やはりあまり気合いを入れすぎない方がよく、適当に肩の力を抜いて読むというかんじでしょうか。
隙あらば休憩しようとするな。
リスニングが終わってリーディングになってからも休憩時間はない。それを考えると休憩は大事だよ。
まとめ PART1と2は特にテクニックは使わない
PART1ではTOEIC単語をたくさん覚えること。
PART2ではできるだけ多くの問題を解き、出てきた表現をストックすること。
このふたつが英語力を上げながらTOEICスコアをあげる最短経路です。
そのためには多くの問題を解いて、しっかり復習することが大事です。
公式問題集がおすすめですが、本だと続かない、と言う人はスタディサプリのTOEIC対策コースがおすすめです。
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